技術者,研究者の事がよく分かる文庫本2009年11月13日 08時04分15秒

今日の「事業仕分け」が気になります.文教関連の予算をどこまで削るのでしょうか. 国会議員に科学技術に関する素養がどれくらいあるのかが,垣間見えてくるかも知れません.
マスコミはなかなか報じないので,それも気掛かりです.テレビですとNHKは時々科学関係の話題を大きく取り上げますが,民放は昔に比べて最近は全然ダメな気がします.新聞はノーベル賞などの時は大きく取り上げますが,それ以外でも科学面というところがあり,しばしば注目に値する記事が載ります.
そのなかで私が注目しているのが,「研究者,技術者の現状」を捉えた記事です.今日はその記事をまとめた文庫本を紹介します. もちろん,研究者,技術者で取り上げられていないパターンはかなりあります.でも,どういう事を考えてどう取り組んでいるかという事が分かる良書だと思います.
最近は
「文系・大卒・30歳以上」がクビになる―大失業時代を生き抜く発想法 (新潮新書)
なる本が出ていますが,この本を読む前に上記の3冊を読んで自分を取り巻く社会の将来,日本の将来を少し考える事の方が重要だと思います.

次世代スパコン,大幅縮減2009年11月13日 13時39分15秒

今日はランキング22位!ありがとうございます.

さて,暗いニュースを一つ.昨日のエントリーで挙げた次世代スーパーコンピューティング技術の推進ですが,「限りなく予算計上見送りに近い縮減」とのことです.
詳しい中身はまだ分かりませんが,この後に続く「仕分け作業」でも同様の事が続くと考えると,日本の科学技術の将来は真っ暗な気がします.
週明けの16日のスケジュールはこちらに出ています.教員免許関係は,「10年で更新」というのを辞めればいいのではと思いますが,他に大きな予算がかかっているところはどこでしょうか.「キャリア教育・職業教育」も,整備しないと失業者や低賃金で雇用されている方たちが浮かばれない恐れがあります.
文教関連以外では,関空の処遇が気になるところです.

新政権の戦略が本当にコンクリートから人へなのか,私は疑問に思います.

海外出張のため,少し更新が途絶えます.ご了承ください.