独立行政法人の役職員の給与等の水準2011年09月03日 15時53分31秒

総務省からこういうデータが出ています.
独立行政法人の役職員の給与等の水準(平成22年度)〔概要〕
いろいろなマスコミで報じられ,Yahoo!ニュース等では叩くコメントも散見されます.
現状を知っている私からいうと,高くなるのは仕方がない面があります.JAXA理化学研究所原子力機構産総研などの,国の最先端の科学技術に関する研究を行っているところ(しかも大所帯)が,国の所管ではなく独立行政法人になっています.これらの組織には,博士号を持ち,高度な研究能力,技術力を持つ研究者,技術者が大勢居ます.それなりの能力を持つ人には,それなりの待遇をする必要があるでしょう.
そうでないと,民間企業で問題になっているように,諸外国から引き抜きに遭ってしまいます.(私のところにも,なぜか海外からのオファーが来た事があります)
ただし,統計を出す時に改善してほしいのは事務・技術職員という区分です.やっている仕事は相当違うと思います.私の職場では事務職と技術職は明確に分けられています.これを事務職員と技術職員に分けて公表したら,問題があるのかより明確になるでしょう.
国家公務員は所管の独立行政法人の職員に指図するのが仕事という問題もありますが,これはなかなか解決しそうにありません.(ヒラの国家公務員が,独立行政法人の管理職をこき使う例をいくつも知っています)

太陽光発電の現状2011年09月20日 08時19分09秒

日本の発電について,どの比率を上げるか議論が賑やかですが,東京電力の浮島太陽光発電所が8月10日に運転を開始したので,大規模な太陽光発電所(メガソーラー)での発電に関するデータを取得できます.
以下のページにまとめられていました.
「浮島太陽光発電所」のデータを元に太陽光発電の現状をグラフ化してみる

グラフと解説が分かりやすいです.太陽光発電を全発電量の数パーセントとすると,利用には非常に難しいように見えます.
現状以上に揚水発電所を設置しないと安定した基盤電力としての利用は困難といえるでしょう.

高校で教えていたときのプリントから2011年09月20日 20時17分01秒

パソコンを整理していたら,高校で教えていた時(2年半ほど前)のプリントが出てきました.試験問題の本文でこんなのを出題していました.(下線部は穴埋め)

原子力発電では,使用済み核燃料やその他の核廃棄物の処理が問題となる.特に使用済み核燃料にはプルトニウムや高レベルの放射性物質を含むため,取り扱いが難しい.原子核が崩壊して半分になる期間である半減期を,核廃棄物の保管の際に期間の目安としている.核物質の中には半減期が数千年,数万年に及ぶものがあり,現在の体制では子孫に未来永劫管理を委ねる事になる事が課題となっている.

授業ではいっぺん事故が起きたら被害が甚大で後々まで影響が及ぶ事を,チェルノブイリの事故を挙げて説明しました.原子力発電については2時間みっちり扱いました.
この授業を受けた生徒たちは大学に入っているかどうかという年代です.今年の春以降,世の中の事を考える際にこの授業を受けた事が役に立っていれば幸いです.

米国衛星「UARS」の落下に関する情報について2011年09月21日 19時33分13秒

文部科学省からの情報です.
米国衛星「UARS」の落下に関する情報について
上層大気調査衛星「UARS」が大気圏に再突入する際に,一部破片が落下する可能性があるという事.人に障害を与えるリスクは1/3200と見積もられています.

2012年5月の金環日食2011年09月21日 19時42分26秒

2012年5月21日の明け方に,日本で金環日食が見られます. 8ヶ月前なので,そろそろ情報を集め始めます.
日食メガネの入手はお早めに.