公益法人って何だろう? ― 2011年02月06日 22時18分53秒
私が所属している学会の一つである,日本物理学会で新公益法人移行への取り組みというメールが時々送られてきました.
全国25000の公益法人(財団法人と社団法人)の見直しをするということです.政府の情報之他にも,Wikipediaの記事に分類があります.どうも公益法人と一般法人のいずれかに仕切り直すということのようです.公益法人は税制面の優遇を受けられるが,満たすべき条件がいくつかあるようです.
公益法人として認められるとどのくらい優遇されるのかもよく知りませんでしたが,最近の大相撲の騒動で少し分かりかけた気がします.財団法人日本相撲協会も当然のことながら見直しの対象ですので,どうなることでしょう.
全国25000の公益法人(財団法人と社団法人)の見直しをするということです.政府の情報之他にも,Wikipediaの記事に分類があります.どうも公益法人と一般法人のいずれかに仕切り直すということのようです.公益法人は税制面の優遇を受けられるが,満たすべき条件がいくつかあるようです.
公益法人として認められるとどのくらい優遇されるのかもよく知りませんでしたが,最近の大相撲の騒動で少し分かりかけた気がします.財団法人日本相撲協会も当然のことながら見直しの対象ですので,どうなることでしょう.
宇宙から メリークリスマス2010 ― 2010年12月03日 22時04分59秒
超高速インターネット衛星「きずな」(WINDS)による「宇宙から メリークリスマス2010」メール配信イベントの実施について(JAXA)
地球の高度36000kmを回り,最速1.2Gbps(家庭用光ファイバー回線なみ)の通信速度でデータ通信を行える人工衛星きずなを経由して,クリスマスメールを送信するサービスの受付が始まりました.
申込はこちらから.〆切は12月22日17時.配信はクリスマスイブである12月24日です.残念ながら悪用防止のため,メール本文は定型文となってしまいますが,最先端技術を使ってサンタクロースが飛び回るといわれる超上空から送られるというのは,気分的にいいかもしれません.
地球の高度36000kmを回り,最速1.2Gbps(家庭用光ファイバー回線なみ)の通信速度でデータ通信を行える人工衛星きずなを経由して,クリスマスメールを送信するサービスの受付が始まりました.
申込はこちらから.〆切は12月22日17時.配信はクリスマスイブである12月24日です.残念ながら悪用防止のため,メール本文は定型文となってしまいますが,最先端技術を使ってサンタクロースが飛び回るといわれる超上空から送られるというのは,気分的にいいかもしれません.
「元気な日本復活特別枠」政策コンテスト結果 ― 2010年12月02日 22時08分07秒
12月1日に「元気な日本復活特別枠」の政策コンテスト結果が出ました.
評価会議のサイトから会議で配布された結果を記した資料(PDF)を見る事が出来ます.
評価は4段階で,
私に分かりそうな文教政策関連では以下の通りです. 記述は項目名,要望額(単位は100万円),評価結果の順です. 文部科学省
経済産業省の方のものは,環境と生命には重点が置かれ「錦の御旗」の様な印象を受けました.でも,独立行政法人が関わるものは評価が一ランク下げられているというのが私の印象です.また,技術の海外移転や人材育成についても評価が低いかなと思いました.
海外に高い技術を用いた製品などを売り,天然資源や食料を買うという長年の政策を転換するつもりなのかなというのが,相変わらずの印象です.
科学技術政策軽視については,長期的視点から見ると日本にとって大きなマイナスです.一例として,2000年以降のノーベル賞受賞者の,受賞対象の研究成果が30年前のものだという事を考えれば,基礎科学の軽視は30年後に大きなツケをもたらすと言えるでしょう.このあたりの事はまさに,今日発売の週刊新潮で藤原正彦氏が管見妄語というコラムで適切にまとめあげていました.
評価会議のサイトから会議で配布された結果を記した資料(PDF)を見る事が出来ます.
評価は4段階で,
- A:事業の「内容」が積極的に評価できる
- B:事業の「内容」は積極的に評価できるが、「改革の姿勢」等の問題がある
- C:事業の「内容」に一定の評価はできるが、「改革の姿勢」等の問題が大きい
- D:事業の「内容」での評価が困難
私に分かりそうな文教政策関連では以下の通りです. 記述は項目名,要望額(単位は100万円),評価結果の順です. 文部科学省
- 安全で質の高い学校施設の整備 189,813 B
- 未来を拓く学び・学校創造戦略 2,000 C
- 小学校1・2年生における35人学級の実現 224,702 B
- 学習者の視点に立った総合的な学び支援及び「新しい公共」の担い手育成プログラム 133,129 C
- 「強い人材」育成のための大学の機能強化イニシアティブ 119,971 B
- 成長を牽引する若手研究人材の総合育成・支援イニシアティブ 48,400 C
- 元気な日本復活!2大イノベーション 78,800 B
- 我が国の強み・特色を活かした日本発「人材・技術」の世界展開 44,790 B
- 低炭素社会を実現する新材料パワー半導体プロジェクト ~グリーンイノベーション~ 2,000 A
- 低炭素社会を実現する超低電力デバイスプロジェクト ~グリーンイノベーション~ 1,800 B
- 低炭素社会を実現する超軽量・高強度革新的融合材料プロジェクト ~グリーンイノベーション~ 1,240 A
- 次世代印刷エレクトロニクス材料・プロセス基盤技術開発 ~グリーンイノベーション~ 1,900 A
- グリーン・サステイナブルケミカルプロセス基盤技術開発 ~グリーンイノベーション~ 1,360 A
- 世界的産官学連携研究センター整備事業 ~グリーンイノベーション~ 1,000 A
- 生活支援ロボット実用化プロジェクト ~ライフイノベーション~ 840 A
- がん超早期診断・治療機器総合研究開発推進プロジェクト ~ライフイノベーション~ 1,600 A
- 幹細胞評価技術の国際標準化に向けた研究開発事業 ~ライフイノベーション~ 1,340 A
- 課題解決型医療機器等研究開発事業 ~ライフイノベーション~ 3,000 A
- 医療サービス国際化推進事業 ~ライフイノベーション~ 1,000 A
- 医療情報化促進事業 ~ライフイノベーション~ 1,500 A
- 環境・医療分野の国際研究開発・実証プロジェクト ~インフラ/システム輸出~ 5,640 C
- 小型化等による先進的宇宙システムの研究開発 ~インフラ/システム輸出~ 3,360 A
- 可搬統合型小型地上システムの研究開発 ~インフラ/システム輸出~ 2,280 A
- 経済産業人材育成支援研修事業 ~インフラ/システム輸出~ 1,210 C
- 革新的低炭素技術集約産業の国内立地の推進 ~グリーンイノベーション~ 30,000 A
- 次世代社会エネルギー・社会システム実証事業 ~グリーンイノベーション~ 8,200 C
- 次世代エネルギー技術実証事業 ~グリーンイノベーション~ 2,000 C
- 太陽光発電システム次世代高性能技術の開発 ~グリーンイノベーション~ 920 B
- 国際エネルギー消費効率化等技術・システム実証事業 ~グリーンイノベーション~ 5,000 C
- 地球温暖化対策技術普及等推進事業 ~グリーンイノベーション~ 2,000 C
経済産業省の方のものは,環境と生命には重点が置かれ「錦の御旗」の様な印象を受けました.でも,独立行政法人が関わるものは評価が一ランク下げられているというのが私の印象です.また,技術の海外移転や人材育成についても評価が低いかなと思いました.
海外に高い技術を用いた製品などを売り,天然資源や食料を買うという長年の政策を転換するつもりなのかなというのが,相変わらずの印象です.
科学技術政策軽視については,長期的視点から見ると日本にとって大きなマイナスです.一例として,2000年以降のノーベル賞受賞者の,受賞対象の研究成果が30年前のものだという事を考えれば,基礎科学の軽視は30年後に大きなツケをもたらすと言えるでしょう.このあたりの事はまさに,今日発売の週刊新潮で藤原正彦氏が管見妄語というコラムで適切にまとめあげていました.
サイエンスアゴラ2010開催のお知らせ ― 2010年11月18日 14時10分58秒
日本物理学会から連絡がありましたので転載します.
明日開催されるイベントです.
明日開催されるイベントです.
★*:・°☆:*:・°★:*:・°☆:*:・°★:*:・°☆:*:・°★ サイエンスアゴラ2010〜未来へつなぐ科学のひろば〜 ★*:・°☆:*:・°★:*:・°☆:*:・°★:*:・°☆:*:・°★ サイエンスアゴラは、“科学と社会をつなぐ広場(アゴラ)”として、 科学技術を活用してよりよい社会を実現するための方策を多角的に論じ 合う複合型のイベントです。 今年は科学技術政策や研究者によるアウトリーチ、大型研究予算について 論じ合うセッションなど、見逃せない企画が多数! 今週末は、東京お台場の国際研究交流大学村で開催されるサイエンスアゴラに ぜひお越し下さい! -------------------■□↓事前申込みページ↓□■-------------------- http://www.scienceagora.org/scienceagora/agora2010/preregister.html ------------------------------------------------------------------- ○●開幕シンポジウム「ニッポンの科学技術が目指すもの」●○ 次期科学技術基本計画策定の基本方針で謳われている目標を達成することで どのような社会を目指すのかを論じ合い、目標実現のために必要な問題意識を 共有します。 【日時】 平成22年11月19日(金) 15:00〜17:00 【場所】 東京国際交流館3階国際会議場 【登壇者】 基調講演: 柳沢正史(筑波大学 教授) [パネリスト] 津村啓介(衆議院議員) 奥村直樹(総合科学技術会議 常勤議員) 小池康博(慶應義塾大学 教授) 柳沢正史(筑波大学 教授) 野間口有(産業技術総合研究所 理事長) 北澤宏一(科学技術振興機構 理事長) [モデレーター] 高橋真理子(朝日新聞東京本社 科学医療グループ) ○●大型研究予算のあり方 〜 市民・科学者の関与を考える●○ 昨年の事業仕分けを契機に報道等で大きく取り上げられた、科学技術に関する 予算。この科学技術予算の議論をより開かれたものとし、科学者や市民の関与と 社会の支持はいかにして得られるのか、科学者コミュニティからの提言を切り口 に議論します。 【日時】 平成22年11月21日(日) 10:30〜12:00 【場所】 日本科学未来館7階みらいCANホール 【登壇者】 開会御挨拶:金澤一郎(日本学術会議会長) 基調講演 :岩澤康裕(電気通信大学教授) [パネリスト] 岩澤康裕(電気通信大学教授) 永宮正治(J-PARCセンター長、日本物理学会会長) 川本裕子(早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授) 倉持隆雄(文部科学省研究振興局長) [司会]保坂直紀(読売新聞社 科学部次長) ---(サイエンスアゴラ2010 開催概要)--------------- ■開催日時: 平成22年11月19日(金)、20日(土)、21日(日) ※19日は開幕シンポジウム(15:00〜17:00)のみ ※20日・21日は10:00〜17:00 ■場所: 国際研究交流大学村(東京・お台場) (日本科学未来館、東京国際交流館、産業技術総合研究所臨海副都心センター) ■料金: 参加無料(一部企画で材料費等の実費を頂く場合があります。 ■主催: 科学技術振興機構(JST) 共催: 日本学術会議、産業技術総合研究所、国際研究交流大学村 ■URL: http://www.scienceagora.org/
事業仕分けの結果整理が遅れています ― 2010年11月17日 21時56分26秒
アメリカ出張中のため,事業仕分け第3弾の結果整理が遅れております.申し訳ありません.
18日(木)には,文教関連予算が対象となります.今回の出張先であるスーパーコンピュータの国際会議では,次世代スパコン(K computer)の1ラックの展示がなされ,多くの人の目を引いているようです.
18日(木)には,文教関連予算が対象となります.今回の出張先であるスーパーコンピュータの国際会議では,次世代スパコン(K computer)の1ラックの展示がなされ,多くの人の目を引いているようです.
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