行政刷新会議ワーキンググループのリスト2010年04月23日 22時21分21秒

行政刷新会議ワーキンググループ(仕分け人)のリストが公開されています.
私が関心を持っているワーキンググループBに注目しました. 自然科学系の専門家というと,伊永隆史さん南淵明宏さん(『ブラックジャックによろしく』のモデルの凄腕心臓外科医),松井孝典さんの4人だけのように見えます.前回の仕分けに携わった金田康正さん,中村桂子さんがいらっしゃらないようです.また,報道で名前の挙がった黒田玲子さんが見当たりません.
松井孝典さんは次世代スパコンの縮減に賛成し,かなり批判を浴びたように思います.
自然科学系の専門家以上に多そうに見えるのが,経済学者やエコノミストです.短期的なリターンを求めるような方たちが,長期的展望(例えば30年)を持って進めなければならない日本の基礎科学研究の意義をきちんと理解した上で,推進するべきか縮減するべきかを判断するということも出来そうです.
昨日書きましたように,ちょっと独立行政法人のWebページを見れば,どういう研究をやっているかが分かります.また,日常の報道と照らし合わせれば,重点的に進めるべきかどうかもある程度分かるかと思います.当日配られる配布資料(リンク先は4月23日分)を短時間で眺めて,評価シートに評価を記載するだけではまずいでしょう.自分の仕事には,日本の将来がかかっているという責任の重大さを認識して,業務に携わるべきだと思います.
職場で事業仕分けが話題になった時,「彼らは無責任に発言しても許されるから気楽なもんだ」と,上司がぼやいていました.研究現場の実感としてはそんなものです.
事業仕分け第2弾が一区切りついたところで,事業仕分けの対象となった研究機関がどういう状況に陥ったか,いろいろな話が入ってきているので整理したいと思います.

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