エイリアン展に行く前に ― 2008年02月29日 23時27分04秒
UK-JAPAN2008のイベント,エイリアン展ですが,一歩間違うと危うい人たち(疑似科学の人たち)とごっちゃになってしまいます.科学的な見地から少し考えてみましょう.
アメリカのSETI instituteはまじめに地球外の知的生命体を探そうという組織です.ここのFrank Drakeが提唱した Drake 方程式があります.これは宇宙にどのくらいの知的生命体が存在するかを表す方程式です.
そこから先は生物学の知識が必要でしょう.Lに至っては,社会学も必要そうです.
アメリカのSETI instituteはまじめに地球外の知的生命体を探そうという組織です.ここのFrank Drakeが提唱した Drake 方程式があります.これは宇宙にどのくらいの知的生命体が存在するかを表す方程式です.
N=R×fp×ne×fl×fi×fc×L
という式で各々の文字は以下の量を表します.
- N: 我々の銀河に存在する通信可能な地球外文明の数
- R: 我々の銀河での星の形成率
- fp: 惑星を持つ恒星の割合
- ne: 恒星1つに対し,生命が存在可能な範囲に存在する惑星の割合
- fl: 上記の惑星で,生命が誕生する割合
- fi: その生命が知的生命体に進化する割合
- fc: その知的生命体が(電波などで)星間通信を行う割合
- L: 上記のような文明が存続する時間
そこから先は生物学の知識が必要でしょう.Lに至っては,社会学も必要そうです.
方程式が提唱された1961年は冷戦のまっただ中であり,L は悲観的に短く見積もられました.あなたならば,どんな値を入れますか?それによって,知的生命体と遭遇する確率が分かるでしょう.
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