日本初の商用メールマガジンの話(その5)2009年03月28日 11時17分48秒

先日はINTERNET Watchの歴史の一部を出しました.この時は,本当にインターネットに様々な権力が介入するのではないかと思ったり,さらには様々な規制がかかるのではと思ったりしました.
かつては『性善説』で運営されていましたが,現在では無理かもしれません.当時,「ユーザーは現在は飛行機のパイロットのようなものだが,これから自動車のドライバーの様に誰でも扱えるようになるから,今まで通りには行かないと思う」と言われていました.
さて,昔話を思い出してみます.報道の方針は基本的にインターネット上のニュースですが,時々特集や集中企画を作成していました.Watcher には色々な分野のスペシャリストがいらっしゃったので,特集や集中企画の執筆を任される事があります.私もいくつか書きました.「こんな若輩者に任せていいのかなぁ」と思っていましたが,実際に記事になった後での批評を見て,好意的なものを見つけるとうれしいものです.大学の同級生は研修期間の最中だというのに,自分は大学院で研究をしながら一方で第一線で働いているというのは,不思議な気がしていました.
特集や集中企画では,自然科学系のサイトの紹介が多かったように思います.この事が,社会に自然科学の情報を伝達,普及させる事,あるいは高校生に自然科学の面白さを伝える事に関心を持つきっかけの一つとなったかもしれません.