宇宙の加速膨張の観測にノーベル賞2011年10月05日 08時52分09秒

2011年のノーベル物理学賞は に贈られました.1998〜1999年頃にIa型超新星を観測し,宇宙膨張が加速しているという証拠を突き止めたということです.
今回の受賞者は40〜50代と,近年の受賞者に比べると若いです.この発見が当時の科学誌で既に「今年一番の大発見」と注目されておりました.
次はこの加速膨張の要因を突き止めるという問題があります.加速膨張を引き起こすような様々な理論モデルが提唱されていますが,それを検証するのは遠方天体の観測です.また,遠方天体の分布を表す理論が構築されております.遠方天体の分布を表する理論と加速膨張を起こす理論モデルを組み合わせた理論予測を観測と比較し,加速膨張の要因は何かを調べることになるでしょう.(私も遠方天体の分布を表す理論の論文はいくつか書いております)

日米の論文誌で「はやぶさ」特集2011年10月05日 08時27分25秒

日本天文学会が発行している英文論文誌,Publications of the Astronomical Society of Japan (PASJ)Vol.63 No.5 (2011)は「はやぶさ」特集です.どちらかというと宇宙工学的な観点からの論文が納められています.近日中に公開され,定期購読者でなくても最新号は入手できるので,入手はお早めに.
1ヶ月ほど前にはアメリカの論文誌Scienceでも,26 August 2011, Vol.333 (6046)で「はやぶさ」の特集が組まれています.こちらは購読者でなければ概要(Abstract)しか読めません.大きな図書館に行けば印刷されたものを読むことが出来るでしょう.

アルマ望遠鏡、ついに開眼!2011年10月03日 21時33分44秒

アルマ望遠鏡、ついに開眼! - 初めての科学観測を開始 -(国立天文台)
南米のチリに建設している電波干渉計 ALMAが観測を開始しました.本格観測は2012年の予定です.

2012年5月の金環日食2011年09月21日 19時42分26秒

2012年5月21日の明け方に,日本で金環日食が見られます. 8ヶ月前なので,そろそろ情報を集め始めます.
日食メガネの入手はお早めに.

米国衛星「UARS」の落下に関する情報について2011年09月21日 19時33分13秒

文部科学省からの情報です.
米国衛星「UARS」の落下に関する情報について
上層大気調査衛星「UARS」が大気圏に再突入する際に,一部破片が落下する可能性があるという事.人に障害を与えるリスクは1/3200と見積もられています.