日米の論文誌で「はやぶさ」特集 ― 2011年10月05日 08時27分25秒
日本天文学会が発行している英文論文誌,Publications of the Astronomical Society of Japan (PASJ)のVol.63 No.5 (2011)は「はやぶさ」特集です.どちらかというと宇宙工学的な観点からの論文が納められています.近日中に公開され,定期購読者でなくても最新号は入手できるので,入手はお早めに.
1ヶ月ほど前にはアメリカの論文誌Scienceでも,26 August 2011, Vol.333 (6046)で「はやぶさ」の特集が組まれています.こちらは購読者でなければ概要(Abstract)しか読めません.大きな図書館に行けば印刷されたものを読むことが出来るでしょう.
1ヶ月ほど前にはアメリカの論文誌Scienceでも,26 August 2011, Vol.333 (6046)で「はやぶさ」の特集が組まれています.こちらは購読者でなければ概要(Abstract)しか読めません.大きな図書館に行けば印刷されたものを読むことが出来るでしょう.
宇宙の加速膨張の観測にノーベル賞 ― 2011年10月05日 08時52分09秒
2011年のノーベル物理学賞は
に贈られました.1998〜1999年頃にIa型超新星を観測し,宇宙膨張が加速しているという証拠を突き止めたということです.
今回の受賞者は40〜50代と,近年の受賞者に比べると若いです.この発見が当時の科学誌で既に「今年一番の大発見」と注目されておりました.
次はこの加速膨張の要因を突き止めるという問題があります.加速膨張を引き起こすような様々な理論モデルが提唱されていますが,それを検証するのは遠方天体の観測です.また,遠方天体の分布を表す理論が構築されております.遠方天体の分布を表する理論と加速膨張を起こす理論モデルを組み合わせた理論予測を観測と比較し,加速膨張の要因は何かを調べることになるでしょう.(私も遠方天体の分布を表す理論の論文はいくつか書いております)
今回の受賞者は40〜50代と,近年の受賞者に比べると若いです.この発見が当時の科学誌で既に「今年一番の大発見」と注目されておりました.
次はこの加速膨張の要因を突き止めるという問題があります.加速膨張を引き起こすような様々な理論モデルが提唱されていますが,それを検証するのは遠方天体の観測です.また,遠方天体の分布を表す理論が構築されております.遠方天体の分布を表する理論と加速膨張を起こす理論モデルを組み合わせた理論予測を観測と比較し,加速膨張の要因は何かを調べることになるでしょう.(私も遠方天体の分布を表す理論の論文はいくつか書いております)
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