「元気な日本復活特別枠」パブリックコメント2010年09月30日 19時37分23秒

民主党政権は国民の声を予算編成に反映させるとの事で,「元気な日本復活特別枠」に関するパブリックコメントを募集しています.
先日,各省庁に概算要求の大幅削減を要求し,その後国民の声を反映させて必要な所の予算を増やすとの事です.でも,「国民の声を反映させる」とは聞こえがいいですが,「大所高所から判断して必要な所に予算を付ける」という政治家の職務を放棄している,非常に無責任な行動にも思えます.
私の様なものの所にも「***に関する予算は非常に重要で必要だから,ぜひコメントを出してほしい」という連絡が何件も来ています.しかし,コメントを作成するとなると1件につきA4一ページほどですので,本来直ちにこなさなければいけない主要業務が阻害されてしまいます.
国民の関心がどれくらいかという事は,例えば文部科学省が開設した「熟議カケアイ」サイトのコメント数が開設4日で1万件突破ということでも,高さがわかるでしょう.マスコミでは現政権に対し「外交問題」や「景気対策」「雇用問題」などに対処せよという報道が目立ちますが,それらの根底にある「国民の教育に関する事」や「雇用促進,景気回復に繋がる科学技術の促進」に関してはあまり触れないようです.不思議です.

上野でも「はやぶさ」展示2010年09月30日 22時27分02秒

上野でも「はやぶさ」のカプセル等の展示があります.リリースが届きました. 抜粋します.
  • 日 時:平成22年10月26日(火)〜11月7日(日) ※11月1日(月)は休館日
        9時〜17時(入館は16時30分まで)
        金曜日のみ、9時〜20時(入館は19時30分まで)
  • 場 所:国立科学博物館 (東京都台東区上野公園7-20)
  • 展示物:(期間中全て公開)インスツルメントモジュール、搭載電子機器部、パラシュート、エンジニアリングモデル
  • その他:国立科学博物館 特別展「空と宇宙展 − 飛べ!100年の夢」(開催期間:平成22年10月26日(火)〜平成23年2月6日(日)(休館日あり)の一環でカプセル等の展示を行いますので、特別展の入館料が必要となります。
入館料は一般1300円,小・中・高校生500円です.

「元気な日本復活特別枠」パブリックコメント(続)2010年09月30日 22時30分07秒

先ほどのエントリーの続きです.
私が関心があるのは文部科学省の予算です.あまりの削られ方に,怒りを通り越して笑うしか無い状況です.現政権は,教育,研究関連の事にあまりに理解が無さ過ぎるでしょう.

要求に係る主な減要因
  • 義務教育費国庫負担金
  • 奨学金事業
  • 公立学校施設整備費
  • 国立大学法人運営費
  • 私立大学等経常費補助
  • 科学研究費補助金
  • 革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラ(HPCI)の構築 (概算要求ゼロ
「要望」項目も,何となく微妙な気がするものが散見されます.例えば「若手研究人材の総合育成・支援」といっても,その後の「出口」(就職難の問題)が解決していないので,どうするのでしょうか?