世界一不幸な日本の科学者2010年06月24日 21時43分49秒

Natureの記事に掲載された話です.16カ国約10500名の研究者を対象とし,給与,休暇,健康管理,産休・育休,退職後のプラン,労働時間,研究の独立性,上司や同僚からの指導という8項目を対象に評価しています.
この中で日本は休日,労働時間,研究の独立性,上司や同僚からの指導の4項目が最下位で,全体の平均でも最下位でした.調査対象の16カ国は中国,インド,日本,韓国,オーストラリア,デンマーク,フランス,ドイツ,イタリア,オランダ,スペイン,スウェーデン,スイス,イギリス,カナダ,アメリカです.国名を見ると最下位というのが不思議かも知れません.トップはサッカーで明日の早朝に対戦するデンマークです.量子力学の中心地として栄えた国がトップというのは,当時から80年ほど経過したとはいえ,何となく分かる気がします.
来月,参議院議員選挙がありますが,日本を今後も科学技術立国にするという方針ならば,こういう点の改善をしてくれる事を期待したいです.昨年の政権交代以降,政治面で研究者にとってはマイナスのニュースばかりです.

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