事業仕分け第4弾,今月下旬開催2011年11月11日 21時42分20秒

事業仕分け第4弾(提言型政策仕分け)が今月下旬に開催されます.
開催日は11月20〜23日の4日間,場所はサンシャインシティ文化会館 3 階展示ホールCです,

提言型政策仕分けの対象となる政策・施策・事業(案)も公開されました.以下の通りです.
  • ワーキンググループA
    • 科学技術(研究開発)<内閣府・文部科学省>
      • 研究開発のあり方・実施方法
    • 教育(大学)<文部科学省>
      • 大学改革の方向性のあり方
    • 中小企業<経済産業省>
      • 中小企業支援施策
        【取り上げる事業】 ・新事業活動促進支援補助金、戦略的基盤技術高度化支援事業、中小商業活力向上事業、地域商業再生事業
    • 原子力・エネルギー等<経済産業省、文部科学省、国土交通省、環境省>
      • 原子力関係研究開発
        【取り上げる事業】
        • <文部科学省>(独)日本原子力研究開発機構運営費交付金・施設整備費、熱核融合研究開発(ITER計画)
        • <経済産業省>発電用新型炉等技術開発委託費
      • 原子力発電所の立地対策等
        【取り上げる事業】
        • <経済産業省>電源立地地域対策交付金(文部科学省と共管)、原子力発電環境整備機構による最終処分事業、 原子力環境整備促進・資金管理センターによる最終処分・再処理に係る積立金、地層処分実規模設備等事業
      • 省エネルギー、再生可能エネルギー利用等の促進方策
        【取り上げる事業】
        • <経済産業省>住宅・建築物のネット・ゼロ・エネルギー化推進事業、地熱資源開発促進調査事業、戦略的省エネルギー技術革新プログラム
        • <国土交通省>ゼロ・エネルギー住宅等の推進
        • <環境省>節電リフォーム推進エコポイント事業、自然共生型地熱開発のための掘削補助事業、地球温暖化対策技術開発等事業
      • 原子力・エネルギー等予算のあり方等
    • 公共事業<国土交通省>
      • 中長期的な公共事業のあり方
      • 災害に強い国土づくり
        【取り上げる事業】
        • 治水事業、海岸事業、港湾事業
  • ワーキンググループB
    • 地方財政<総務省>
      • 地域主権型の地方税財政のあり方
      • 情報通信<総務省>
        • 電波行政のあり方(新たな周波数の割当て等)
        • 電波利用料の活用
          【取り上げる事業】
          • 「電波資源拡大のための研究開発等」などの電波利用料を財源とする事業
    • 外交(在外公館)<外務省>
      • 外交戦略における在外公館の役割
    • 社会保障<厚生労働省>
      • 医療サービスの機能強化と効率化・重点化
      • 後発医薬品の使用促進など薬の有効な使用策
      • 介護サービスの機能強化と効率化・重点化
      • 年金制度(安定的な年金財政運営等)
      • 生活保護の見直し(生活保護医療の見直し等)
      • 雇用(雇用政策の効果の検証、雇用保険の運営等)
      • 持続可能な社会保障制度のあり方
    • 農業<農林水産省>
      • 農業政策における各種支援
        【取り上げる事業】
        • 協同農業普及事業交付金、6次産業化総合推進対策、地域における産学連携支援事業、農地制度実施円滑化事業費補助金、飼料穀物備蓄対策事業、資源循環型酪農推進事業、環境保全型農業直接支払対策

事業仕分けに関してひとこと2011年11月11日 21時59分37秒

事業仕分けについて,批判が多いためか今回は提言型政策仕分けと名付けられています.今までの事業仕分けについて,これだけ大騒ぎをしているのですから,果たして有効だったかどうか「第三者による外部評価」が必要です.外部評価がなされたという話は,私は存じません.
今回も評価者(民間有識者等)に科学技術系の方が少ないように見えます.開発の現場の苦悩も分からず,金銭の帳簿だけで重要なものを削らないかが気になるところです.
もっと問題なのは「提言型政策仕分け」評価者名簿(国会議員評価者) です.私は「大いに問題あり」と思う議員がいらっしゃいます.以下の通りです. とにかくこれ以上日本をぶっ壊すなと私は言いたいです.