11月20日,21日の仕分け資料 ― 2011年11月20日 10時27分14秒
掲載が遅くなりましたが,11月20日,21日の仕分け資料が公開されました.
大学,研究開発の仕分け資料に対するツッコミ ― 2011年11月20日 10時51分41秒
提言型政策仕分けの11月21日の論点別シートで,財務当局提出の資料がツッコミどころだらけです.本当にこの人達は金勘定の事しか考えていないのではと思います.
教育:大学改革の方向性のあり方
科学技術:研究開発のあり方・実施方法
教育:大学改革の方向性のあり方
- 日本の大学は世界に通用するのか。
基準が予算額に対する論文数,論文引用数です.この基準は妥当でしょうか. - 日本の大学は多すぎるのか。
近隣に同じ系統の国立大がある存在意義だそうです.例として,東京大学工学部と東京工業大学と東京農工大学. - 大学は人材を育てられるのか。
大学以前の課程(ゆとり教育)に大いに問題ありかと思いますが....
自分が卒業した学校に舞い戻ってみて,あまりの学力低下に愕然とする事があります. - 大学はどのように改革すべきか。
一人の専任教員が受け持つ学生数を減らす事.専任教員が申請書作成に時間を取られすぎないようにする事.このあたりが実感ですが,財務当局は統廃合させようとしています.
科学技術:研究開発のあり方・実施方法
- 研究開発は役に立っているのか。
ここも1論文あたりの研究予算,引用度を拠り所としています.前者はスーパーカミオカンデやすばる望遠鏡(400億円)のような巨大装置を作ると,どうしても高くなります. - 民間・産業界との連携が不十分ではないか。
- 研究開発の施策は誰がどのように決めているのか。
総合科学技術会議の存在を無視していませんか?
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