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新型インフルエンザに関して，世界保健機関(WHO)は『phase5』に格上げしました．豚インフルエンザ関連情報リンク集 をご覧になって，正しい情報を取得し，デマに振り回されないようにしましょう．
世界中でタミフルやリレンザといった薬品で対処しようとしている他，ワクチンの増産にも取り組んでいます．さて，このIT時代に世界中の人が協力して取り組める対処法は無いのでしょうか．
実は，分散処理によって特効薬を探すという方法があります．かつて天然痘(smallpox)の特効薬を探すというプロジェクトがありました．BOINCという，世界中のPCの余った時間を利用して，巨大なプロジェクトを実行しようというものがあり，いくつもの取り組みがなされています．特効薬を探す，タンパク質の性質を調べるという医療関係のものから，一般相対性理論の検証，地球外知的生命体の探索という夢のようなものまであります．
もしかしたらここに，新型インフルエンザの特効薬を探すプロジェクトが加わるかもしれません．天然痘等の時は，驚くべき速さで解析が終わりました．今は企業や団体のPC利用がセキュリティの都合上，昔ほど緩くないので難しいかもしれませんが，プロジェクトが立ち上がれば，ある程度はうまくいくのではないでしょうか．ただ，その成果を人類救済ではなく営利目的に使われる事のないよう，注視して行く事も重要だと思います．