インクやトナーを節約できるソフトウェア2008年08月01日 23時18分21秒

UK-JAPAN2008のサイトを見ていて気になった事がありました.トナーセーバー 新製品発表というものです.
よく読んでみると,プリンタドライバーの技術を応用してイギリスの会社が開発したアルゴリズムで,レーザープリンターのトナー消費量を削減できるとの事.品質を落とさずにトナーを削減するとは,一体どういう事でしょう?
公式Webページに詳細が出ているのですが,これだとカラーのプリントの色が薄くなり,鮮明でなくなるのでしょうか.でも,全てに高品質で鮮やかなプリントが必要なわけではないから,いいのかもしれません.ただ,再生紙だと白色度がやや低いので不安です.14日間試せる評価版のソフトウェアがあるので試してみたいところです.ただ,PostScriptプリンタに未対応,Windowsのみなので,使える環境を探す必要が私にはあります.同社の製品でインクセーバーというのもあります.インクの量を調節するのだとか.

日英先端科学(UK-JAPAN FoS)シンポジウム2008年08月12日 09時07分13秒

UK-JAPAN 2008の企画の一つとして,自然科学の研究者が関わっているイベントがあります.日英先端科学(UK-JAPAN FoS)シンポジウムで,自然科学の研究者たちが3日間の合宿形式で討議を行なうというものです.イギリスの王立協会日本学術振興会の共催によるものです.物理学,生物,地球科学,化学,数学,医学,情報学について,10月4〜6日に神奈川県の葉山の湘南国際村で開催されます.
私の関わる分野ですと,存じている方がいらっしゃるようです.ただ,イギリスで職を得ているためか,日本人なのにイギリス代表として参加されるようです.

イギリスの極超音速旅客機構想2008年08月13日 15時35分17秒

夏休みのまっただ中という事で,夢のようなお話しを一つ.
イギリスとフランスが共同開発したコンコルドは1969年に初飛行し1976年に運用されたものの,定員がわずか100人のために結果としてファーストクラス以上の運賃になり,採算が合わなかった事や,長い滑走路が必要である事,超音速飛行である故の騒音等により,問題点も多かったようです.しまいには大事故のために運航停止となりました.
コンコルドはマッハ2.0でしたが,マッハ5.0で運航しようという驚くべき構想がイギリスにあります.2008年に発表されたReaction Enginesの超音速旅客機A2です.ブリュッセルからシドニーまで4時間40分で到達できるというのですから,凄まじい速さです.(大西洋→アメリカ→太平洋でしょうか)
エンジンは液体水素を使うという事なので,ロケットと同じ原理です.チケットもファーストクラス以上の値段にならないという予想らしいですが,どうなるでしょう.
今年は日英修好通商条約調印150周年にあたるので,UK-JAPAN 2008のイベントで,どこかでこの話が聞けたら楽しそうです.

日本語の解説は以下のところにあります.
イギリス・オーストラリア間を日帰り旅行できる超音速旅客機A2、イギリスの航空宇宙会社が計画発表:Garbagenews.com

Google ストリートビュー2008年08月18日 17時22分14秒

Google マップストリートビューという,便利だけど恐ろしい機能が備わりました.Google Earth は衛星から見た画像でしたが,今回は道路を走った車に搭載されたカメラからの画像です.
繁華街でも写されたら困る人が出て来るでしょうし,住宅街だったら敷地の中まで見えてしまったりします.人間の背の高さよりも高い位置にカメラがあるらしく,塀の中まで見えてしまいます.これだとプライバシーの問題や,犯罪の助長にもつながるのではという気がします.
弁護士の一部の方々も,問題視しているようです.
弁護士以外の方の詳細な記事です. 今の姿勢ですと,撮影は自動だが削除は申請の後に手作業という,「撮られているのが普通」という状況です.
この問題,テレビや新聞(一般紙)が取り上げるのはいつのことでしょう.どうも日本のテレビ,一般紙はIT関係に弱い気がします.

スピード社の水着2008年08月21日 15時39分53秒

オリンピックの競泳で驚異的な世界新記録を次々とたたき出した理由の一つが,スピード(Speedo)社レーザーレーサー (LZR RACER) の着用と言われています.
新聞の報道等でもありますが,特徴は
  • 薄い.
  • 超音波で溶着され,縫い目が無い.
  • ファスナーも内側になるように溶着.
  • 撥水性に優れている.
  • 身体を締め付ける.(身体をコンパクトにする)
ということのようです.その分,着用が難しかったり,破れやすいという欠点もあります.

実験も数値実験や実際の流体での実験等,いろいろ行なったそうです.

この実物,どこで見られるのでしょうか.本社がイギリスとはいえ,UK-JAPAN2008のイベント会場で,ガラスケースに囲まれて展示されているという事ではありません.実は全国に取り扱い店舗があり入手できます.デパートでも展示されているのです.ただ,オリンピックの効果により,在庫切れの可能性は高そうです.