高校で教えていたときのプリントから2011年09月20日 20時17分01秒

パソコンを整理していたら,高校で教えていた時(2年半ほど前)のプリントが出てきました.試験問題の本文でこんなのを出題していました.(下線部は穴埋め)

原子力発電では,使用済み核燃料やその他の核廃棄物の処理が問題となる.特に使用済み核燃料にはプルトニウムや高レベルの放射性物質を含むため,取り扱いが難しい.原子核が崩壊して半分になる期間である半減期を,核廃棄物の保管の際に期間の目安としている.核物質の中には半減期が数千年,数万年に及ぶものがあり,現在の体制では子孫に未来永劫管理を委ねる事になる事が課題となっている.

授業ではいっぺん事故が起きたら被害が甚大で後々まで影響が及ぶ事を,チェルノブイリの事故を挙げて説明しました.原子力発電については2時間みっちり扱いました.
この授業を受けた生徒たちは大学に入っているかどうかという年代です.今年の春以降,世の中の事を考える際にこの授業を受けた事が役に立っていれば幸いです.

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