10月30日の仕分け結果2010年11月01日 22時45分50秒

掲載が遅くなりましたが,10月30日の事業仕分け結果が公開されています.
急ぎの方のために概要を掲載します.

ワーキンググループA
  • 10:00-10:55 地震再保険特別会計 制度のあり方
    • 枠組みのあり方(主体・区分経理):特別会計の廃止(国以外の主体への移管)の検討 (保険契約者の安心を損なわないことを大前提に、国以外の主体への移管について、国が政府保証等で関与することを条件に、具体的に制度設計が可能か、それによって特別会計の廃止が可能かにつき早急に検討する)
    • 資金のあり方(積立金の取扱い):明確な基準の下で、必要な積立金を確保
  • 13:00-14:25 外国為替資金特別会計 制度のあり方
    • 資金のあり方(積立金の取扱い):財投預託されている積立金(20兆円)については、中期的に債務(政府短期証券)の償還に充てることにより、B/Sの両サイドを減らしていく
    • 資金のあり方(剰余金の取扱い):剰余金は、一定のルールに基づいて、一般会計に繰り入れる方式にする
    • 財産・負債のあり方(金融資産):外貨運用益を政府短期証券発行によって円に換えることで負債が積み上がる構造の解消を図る
  • 14:30-16:00 財政投融資特別会計 制度のあり方
    • 財政融資資金勘定(積立金の扱い):金利変動リスクに備え、必要額を積み立て
    • 財政融資資金勘定(剰余金の扱い):金利変動リスクと健全性を勘案しつつ、積み立てを行った上で、可能な範囲で一般会計に繰り入れ
    • 投資勘定(金融資産のあり方):資産規模については、融資・投資合わせて目的や透明性を明確に整理した上で、可能であれば規模圧縮を検討
ワーキンググループB
  • 10:00-11:55 国有林野事業特別会計 制度のあり方
    • 枠組みのあり方(主体・区分経理):一部廃止し、負債返済部分は区分経理を維持
    • 財産・負債のあり方(負債):抜本的見直し(負債は区分経理)
  • 13:00-13:55 自動車安全特別会計 事故対策関連事業
    1. 自動車事故防止対策事業:見直し
    2. 被害者保護対策事業:見直し
  • 14:00-14:55 自動車安全特別会計 保障・検査登録関連 事業
    1. 政府保障事業業務委託費:縮減
    2. 自動車検査独立行政法人:抜本的見直し(検査事務を大幅に民間に移管することの検討を含む)
    3. 自動車登録検査システム(MOTAS)の維持管理:予算の10%程度の縮減
  • 15:00-16:00 自動車安全特別会計 制度のあり方
    • 枠組みのあり方(主体・区分経理)
      1. 保障勘定:廃止
      2. 自動車検査登録勘定:現状の制度を継続
    • 資金のあり方(積立金の取扱い):積立基準について現在の残高の扱いも含め見直し
    • 資金のあり方(剰余金の取扱い):受益者のために適切に活用

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