タイムマシンとどこでもドアは同類? ― 2010年01月18日 23時26分52秒
久しぶりに高校へ出かけて行き,恩師や高校生と話をしました.
特殊相対性理論の話でふとした疑問がわいてきました.特殊相対性理論では真空中の光速より速く移動する事は禁止されます.ところで,ドラえもんのどこでもドアを考えると,一瞬ではるか彼方へ行く事が出来ます.これは光速を超える移動と言う事になります.(Minkowsky時空での『空間的』な2点を結ぶ事になります.)
一方,タイムマシンをどうやって作るかというまじめな研究があり,そこでははるか遠くに離れた2点をむすぶようなワームホールを使ってやればいいのではと考えられています.実際には普通の物体がワームホールを通り抜けようとすると,ワームホールが不安定になったり,物体が潮汐力で破壊されたりしてうまくいきませんが,『抜け穴』を考えているようです.
この二つを考えると,ドラえもんの『どこでもドア』と『タイムマシン』は同類という事になるでしょう.
特殊相対性理論の話でふとした疑問がわいてきました.特殊相対性理論では真空中の光速より速く移動する事は禁止されます.ところで,ドラえもんのどこでもドアを考えると,一瞬ではるか彼方へ行く事が出来ます.これは光速を超える移動と言う事になります.(Minkowsky時空での『空間的』な2点を結ぶ事になります.)
一方,タイムマシンをどうやって作るかというまじめな研究があり,そこでははるか遠くに離れた2点をむすぶようなワームホールを使ってやればいいのではと考えられています.実際には普通の物体がワームホールを通り抜けようとすると,ワームホールが不安定になったり,物体が潮汐力で破壊されたりしてうまくいきませんが,『抜け穴』を考えているようです.
この二つを考えると,ドラえもんの『どこでもドア』と『タイムマシン』は同類という事になるでしょう.
期待できそうなOpenCLの日本語テキスト ― 2010年01月18日 23時31分57秒
数値計算の分野では,一昔前はCRAY-1のような「ベクトルコンピューター」がもてはやされました.現在はコストパフォーマンスの面から,PCで使われるようなプロセッサを多数組み合わせる「並列コンピューター」が使われる事が多くなってきました.いずれも,単体のCPUを使う場合に比べ,プログラミングに工夫が必要です.
ここ1,2年は消費電力,コストパフォーマンスの面から,グラフィックチップ等を数値計算に使うGPGPUと呼ばれる技法が注目されています.グラフィックチップのメーカーにより,プログラミングの方法が独自に発展していて,いくつものメーカーのものを使いこなす事が難しい状況でした.現在は様々なプロセッサでプログラミングを行うためのオープンな規格として,OpenCLというものが策定されてきています.
今日は,もうすぐ発売のOpenCLのいいテキストをご紹介.OpenCL入門 - マルチコアCPU・GPUのための並列プログラミング - というものです.著者は,CELLやTeslaといった特殊な(超並列)プロセッサでのコード開発に従事してきたフィックスターズの方たちです.OpenCLのいい日本語のテキストがなかったので,セミナーをたびたび開催している専門家たちが執筆したテキストとなると,非常に期待が持てます.
立ち読みはこちらから出来ます.私はよさそうだと思い,予約注文したところです.
ここ1,2年は消費電力,コストパフォーマンスの面から,グラフィックチップ等を数値計算に使うGPGPUと呼ばれる技法が注目されています.グラフィックチップのメーカーにより,プログラミングの方法が独自に発展していて,いくつものメーカーのものを使いこなす事が難しい状況でした.現在は様々なプロセッサでプログラミングを行うためのオープンな規格として,OpenCLというものが策定されてきています.
今日は,もうすぐ発売のOpenCLのいいテキストをご紹介.OpenCL入門 - マルチコアCPU・GPUのための並列プログラミング - というものです.著者は,CELLやTeslaといった特殊な(超並列)プロセッサでのコード開発に従事してきたフィックスターズの方たちです.OpenCLのいい日本語のテキストがなかったので,セミナーをたびたび開催している専門家たちが執筆したテキストとなると,非常に期待が持てます.
立ち読みはこちらから出来ます.私はよさそうだと思い,予約注文したところです.
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