地震波の伝わり方2009年08月09日 20時18分47秒

先ほど,駿河湾のはるか沖でかつ深いところを震源とする地震があったので一つ.
マグニチュードは気象庁の発表では6.9でした.気象庁のマグニチュードの定義は,国際的に使われているものとは異なります.なぜ独自のものをつかうのかは分かりませんが,防災科学技術研究所の測定ではマグニチュードは7.6となり,大地震に分類されます.
実際に感じたのは,縦揺れと横揺れの間が長く,しかも揺れの時間も長かったという事です.縦揺れの波(Primary wave)は横揺れの波(Secondary wave)よりも伝わる速さが速いので,この2種類の揺れの間隔が長ければ,震源までの距離が遠い事になります.実際に今回の地震は,深さ300km以下という非常に深いところが震源だった様です.
静岡県には中部電力の浜岡原子力発電所があります.運転状況が気になるところですが,運転状況リアルタイムデータでは問題なさそうです.