明日の天気は危うい?2009年07月21日 23時40分52秒

日本は部分日食帯にすっぽり入っていますが,天気が不安です.山口県の防府市では大変な大雨に見舞われ,亡くなられた方がいらっしゃいます.
こういう雨雲がやってくると,3/4程度(東京地方の食分)の部分日食では変化が分からないでしょう.

東京は曇り時々雨2009年07月22日 22時10分54秒

東京は曇り時々雨で,私は部分日食を肉眼で見る事は全く出来ませんでした.
鹿児島県のトカラ列島の悪石島は荒天で,観測どころかテントすら危うかったそうです.
リンク集をたどるといろいろな情報が得られるかもしれません.

次に日本で見られる日食は,2012年5月20日の金環食です.これは関東から西側で見られるという,日本にとっては非常に都合のいい日食です.

天文の夏祭り2009年07月25日 22時23分04秒

♪君が居た夏は 遠い夢の中

という訳ではありませんが,スターウィークという企画があります.
「野鳥を眺めるバードウィークが有るならば,星空を眺めるスターウィークがあってもいい」というような理由で始まったと思いますが,8月1〜7日がそれにあたります.
Astrolinkはスターウィークに協賛しております.

宇宙エレベータとスペースデブリ2009年07月26日 12時22分17秒

学生さんたちは夏休みなので,夏休みらしく夢のある話を一つ.
現在,国際宇宙ステーション計画が進められています.日本の実験棟「きぼう」が完成したというニュースが先日ありました.
ところで,ステーションの資材はスペースシャトルやロケットで輸送しています.これは,キログラム当たりの輸送コストが大変かかります.しかも,頻度が上げられません.どうにかならないでしょうか.
将来の夢のような技術として,軌道エレベータ(宇宙エレベータ)というものがあります.まさに地上からエレベータで宇宙に物を持ち上げるというものです.宇宙エレベーター協会という社団法人が日本で立ち上がっているほどでして,非現実的というわけではありません.
実現のためには軽くて丈夫で,かつ長くできるケーブルの作成が不可欠です.もちろん,ゴンドラの機密性もあります.ケーブルの候補がなかなかなかったわけですが,最近ではカーボンナノチューブが有力視されています.
Wikipediaの記事が詳しいですが,ここで問題になる事の一つはスペースデブリです.蜘蛛の糸のようなゴンドラのケーブルにスペースデブリが衝突して,ケーブルが切れたら芥川龍之介の小説のように,地上に落下してしまいます.もちろん,支えているのが細いケーブルなので,人為的な破壊行為にも弱いでしょう.解決しなければならない課題は多い様です.