UK-Japan 2008イベント「デービッド・ミリバンド英外相との対話」その32008年07月06日 16時59分14秒

UK-JAPAN2008のイベント「デービッド・ミリバンド英外相との対話」ではいくつも会場から質問が出ました.学生から「英外相として,アメリカにものを言ってはどうか」というような意見が出た時は,拍手が出ました.
最後の慌ただしい時間に私は一つの質問をしました.

「コミュニティ,コミュニケーションが大切だというお話しの一方で,地球環境の保護も大事だという事です.私は昨年,アフリカで情報格差をなくす会議に出席しました.情報格差をなくすためには膨大な資源やエネルギーがとなると思います.両者をどう進めていけばいいのでしょうか.」

外相は,25年前にいわれた電話の普及を例に出されました.今ではアフリカに居ても,なぜかプレミアリーグのサッカーの監督が解任されたというような情報が伝わっていたりするそうです.携帯電話の普及により,思っていたほどでもなく電話網が普及したということで,政治的主導と技術的革新により,このジレンマはどうにかできるのではというような事でした.
情報格差の解消と地球環境の保護.果たしてそれの両立が可能なのでしょうか.イベント後ももやもやした気持ちで居たところ,National Geographicの2008年7月号が届きました.こちらの付録で『温暖化を生きる』というタイトルの冊子がありました.このままのペースで二酸化炭素の排出が増えると,21世紀末には地球の平均気温が6度上がるという恐ろしい予測がなされております.化石燃料の大量消費から低炭素社会へ如何に移行するかということを,各国の地域での政治的取組,自動車メーカーの工夫とともに,個人で出来る生活法の改善を挙げています.このあたりに,ジレンマの解決策が見えてきそうな気がします.

(海外出張中につき,イベント時のメモ等で確認しておりません.)

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