UK-Japan 2008イベント「デービッド・ミリバンド英外相との対話」その12008年06月29日 17時24分55秒

UK-Japan 2008のスペシャルイベント「デービッド・ミリバンド英外相との対話」に招待されたので,六本木ヒルズアカデミーヒルズに行ってきました.

この4人によるパネルディスカッションでした.テーマは環境や気候変動ですが,縦社会ではなくネット社会によりコミュニティがどのように育ち,コミュニケーションがなされているか,そしてブログなどをどう活用するかという話の方に重きが置かれていたような感じでした.
環境問題は,一つの事柄をいじくれば解決するというような易しい問題ではありません.そのために,時間が限られる今回は深く掘り下げるのが難しいためでしょう.今回のパネルディスカッションのモデレーターを務めた枝廣氏は,アル・ゴアの『不都合な真実』の訳者であり,地球温暖化問題に関する懇談会のメンバーや,日本の持続可能な社会へ向けての取り組みを発振するNGOを立ち上げるなどの活躍をなさっております.1時間という限られた中で,引き締まったやりとりが出来ていて良かったと思います.(最後に私が変な質問をしたのはまずかったかもしれません)
私が特に感じたのは次のお二方のお話です.
デービッド・ミリバンド氏は以前に環境大臣を務められた事もあり(それでも現在43歳(!)),また英国の閣僚としてブログによる対話を進めているという,革新的な方です.昼間はG8外相会議で京都にいらっしゃったと思うので,多忙な時間を割いて参加されたのでしょう.政府のリーダーシップや企業活動だけではなく,個々人の意識を生かす事の重要性を挙げていた事が印象に残りました.
黒川氏はアメリカで長期間研究され,また帰国後もさまざまな場面で非常に活躍されています.ネット社会により世界がフラットになった事,そして一人一人が活躍する機会が出来た事を挙げていました.個人が透明性の高いつながりを持つ事が出来る様になった事を活用すべきという印象を受けました.また,バーチャルな世界だけではなく,実際に現場で物事を見る事の重要性を伝えていました.どちらかというと,今の大学生,大学院生に語りかけているという感じでした.
参加者は大学生,大学院生が多かった様に思います.私も学生に間違えられる事が多く,「変な活動をしている学生」と思われたかもしれません.質問の事や,今回のディスカッションに関連して考えた事は,後日載せます.
パネリストによる blog 記事です.

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